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水酸化カルシウム療法 

◎ 歯根未完成歯の水酸化カルシウム療法   
歯の根っこが完成する前に神経がバイキンに侵されてしまった症例です。
良く調べてみると中心結節という歯のとがった部分が折れて、そこからバイキンが入ってしまったのでした。
(赤丸の部分は歯根がラッパ状に開いたままになっています。このままでは歯の寿命が短くなってしまいます。 写真右隣の歯も同様に見えますが、生きている歯なので自然に成長します。)
水酸化カルシウム製剤を使って根っこの成長を促します。
写真は水酸化カルシウム療法を始めて6ヶ月の状態です。 かなり根っこが形成されてきています。
水酸化カルシウム療法をはじめて12ヶ月後。
ラッパ状に開いていた根っこも完全に閉鎖されましたので(矢印)、神経の通っていた部分を最終的な薬剤(=ガッタパーチャポイント) で緊密に封鎖しました。
根っこの治療が終了してから10ヵ月後、検診時のレントゲン写真です。
痛みなどの症状もなく、非常に安定した状態です。歯のかぶせ物などは 歯ならびの成長にあわせて変えていく予定です。
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